
肉に片栗粉をまぶすと美味しくなる
みなさんは肉に下味をつけるときに片栗粉をまぶしていますか?
この下処理をして調理すると肉が柔らかくなり、とても美味しく仕上がります。
なぜ肉に片栗粉をまぶすと美味しくなるのか、その理由をまとめていきます。
肉に片栗粉をまぶすと美味しくなる理由
肉の水分が保湿される
片栗粉をまぶすことで肉の水分が保湿され、柔らかく仕上がります。
これにより安くて脂の少ないお肉でもしっとり柔らかくなります。
安く売ってる豚こま肉とかでもこれをするだけで全然美味しくなりますよ。
調味料が絡みやすい
片栗粉が調味料を吸うので味がよく絡みます。
これによりお肉にしっかり味がつくわけですね。
味が絡みやすい分、調味料を減らすことができるので減塩にもなります。
タレに適度なとろみをつける
肉についた片栗粉がタレに適度なとろみをつけてくれます。
味がより全体に絡まりやすくなり、とても美味しく仕上がります。
肉の旨みを閉じ込める
前述した保湿効果と似ていますが、片栗粉のおかげで肉汁が外に逃げないので旨みが最後まで残ります。
小麦粉との違い
肉に片栗粉をまぶすと美味しくなる理由を説明しました。
小麦粉だとどうでしょう。
小麦粉をまぶしても美味しくなりますが、片栗粉と若干効果が違います。
片栗粉と小麦粉の違いをしっかりと把握し、料理によって使い分けましょう。
原材料の違い
片栗粉の原材料はじゃがいもに含まれるデンプン(炭水化物)です。
小麦粉の原材料は小麦。
つまり、片栗粉は炭水化物なのに対して、小麦粉はタンパク質が含まれています。
香ばしさをつけたい場合は小麦粉
タンパク質(小麦粉)は加熱することによって香ばしさがアップします。
キレイな焼き色をつけたい場合も小麦粉を使った方がいいです。
この小麦粉を使うことによる香ばしさとキレイな焼き色のことをメイラード反応と言います。
旨みや水分を閉じ込めたい場合は片栗粉
小麦粉にも保湿効果はありますが、片栗粉の方が強いと思います。
食感に違いが出る
肉に小麦粉をまぶした場合も片栗粉をまぶした場合も、保湿されて中がしっとりします。
しかし、表面の食感に違いが出ます。
片栗粉は外がサクっとした食感になるのに対して、小麦粉はカリッとした食感になります。
まぶす量はどれくらい?
肉何グラムに対してどれくらいまぶしたらいいのか。
小麦粉と片栗粉どのように使い分けるのか。
ユーチューブを参考にいくつか具体例を挙げておきます。
生姜焼き
豚ロース肉の表面に適量まぶします。これを両面やりましょう。
豚こまで作る生姜焼き
豚こま肉220gに対して小麦粉大さじ1半をまぶします
酢豚
豚ロース肉300gに対して片栗粉大さじ5(卵も使用してます)
チンジャオロース
豚こま肉250gに対して片栗粉小さじ5(卵も使用してます)